栄光の国鉄急行列車


<北海道の急行>

すずらん 〔SUZURAN〕 PC、DC急行  2013年2月2日新設

 北海道の函館と札幌を室蘭、千歳線経由で長年結んでいた伝統急行。1956年11月19日に、急行洞爺を改称し誕生、当時はSLが牽引する客車急行でした。1960年(昭和35年)7月1日からは当時最新鋭のキハ55系による北海道では初のDC急行となりDC化されました。1968年(昭和43年)10月1日の改正では、函館〜札幌間を室蘭、千歳経由で結ぶ急行の総称となったため、アカシヤや夜行客車のたるまえ急行すずらんとなり、上下6往復となり、最盛期を迎えました。

 写真は苫小牧駅に停車するDC急行すずらんです。車両はキハ56系キハ56、5両編成です。キハ56系キハ58系の北海道向け気動車として1961年から製造されました。1981年頃に苫小牧駅にて、Toyoshima様が撮影された貴重な画像を掲載しています。

 suzuran.jpg (54917 バイト) 急行<すずらん>キハ56 苫小牧駅にて 1981年頃 Toyoshima様撮影

 急行すずらんは、特急北斗に格上げされるなどにより、徐々に便数が減り、1985年10月1日に定期列車としては廃止されました。その後、不定期にて運行され、1988年まで継続しました。

 JR化後、すずらんの名は、1992年7月1日に、室蘭〜札幌間電車特急すずらんとして復活しました。

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