国鉄特急


<本州>

あかぎ〔AKAGI〕 EC特急 新特急     2010年1月23日新設  2013年1月23日更新(写真追加

 上野と群馬県の県庁所在地、前橋間を走っている特急。1982年11月15日の上越新幹線の開業時に、上野〜前橋間に運転されていた急行あかぎに185系が使用される事になり、特急あかぎに格上げされて誕生、運転経路は、東北本線、高崎線、上越線で新前橋で両毛線に入り前橋まで運転、上りは桐生〜上野間の列車(桐生〜前橋間は普通列車)も設定されました。高崎線までは、特急谷川白根と併結され運転。又165系で残る列車は、急行はるなとして運転されました。

 車両は、1981〜1982年に製造された直流特急電車185系200番台が使用され、イラストマークは、列車名の由来になっている赤城山(標高1828m)とシャクナゲの花がデザインされたものでした。上越新幹線は大宮〜新潟間の暫定開業であったため、上野〜大宮間連絡の新幹線リレー号にも185系200番台が使用されました。

 下の写真は貴重な特急あかぎの写真です。1984年12月大宮駅にてCASA様が撮影された貴重な写真を掲載しています。車両は185系200番台で、同じく185系200番台の新幹線リレー号との並びです。特急あかぎのイラストマークはシャクナゲの花がデザインされてもので、現在のデザインと異なります。

34akagi.jpg (23780 バイト)特急<あかぎ>185系 大宮駅にて 1984年12月 CASA様撮影

 その後、1985年3月の東北、上越新幹線上野開業時に、上野〜前橋間の優等列車は185系に統一され、一方で、新幹線線と競合することから、減便され、朝夕の通勤列車を取り込むため、定期券の乗車が可能になった事もあり、従来の特急と区別するため、新特急を名乗りました。この際に、イラストマークのデザインも変更されました。

 JR化後も利用者は多く、1994年には、ウイークエンドあかぎが新設され、1997年には早朝の上り1本が、新宿まで乗り入れ、さわやかあかぎと名乗りました。2002年12月1日には新特急の名称は廃止となり、新特急ホームタウン高崎、さわやかあかぎも吸収し特急あかぎとなりました。

 写真は上野駅で出発を待つ特急あかぎです。車両は185系、列車は4007Mです。2008年12月29日に上野駅にてTakazawa様が撮影された写真を掲載しています。

akagi01.jpg (57761 バイト) 特急<あかぎ>185系 上野駅にて 2008年12月29日 Takazawa様撮影

akagi02.jpg (43587 バイト) 特急<あかぎ>185系 上野駅にて 2008年12月29日 Takazawa様撮影

 下の写真は今も185系で走り続ける特急あかぎです。2008年12月5日に上野駅で撮影、車両は大宮車両センターの185系200番台リニューアル車、イラストマークはリニューアル時に変更されました。田町車両センターの185系のイラストマークは、従来からのもので、デザインが異なります。

PC050796akagi.jpg (60380 バイト) 特急<あかぎ>185系 上野駅にて 2008年12月5日撮影

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