国鉄特急


<本州〜九州>

日向〔HYUGA〕EC特急   2008年10月4日更新

 関西と宮崎を結んでいた特急。運転区間は大阪〜宮崎間。日向は全国的に特急網が整備された1968年(昭和43年)10月、いわゆる"ヨンサントウ"の白紙ダイヤ改正で大阪〜宮崎間の昼行特急として、それまで走っていたいそかぜに変わり登場しました。新設当時は日豊本線の電化が完成していなかったため、キハ80系の気動車特急で、大阪〜西鹿児島間のなはと本州内併結でスタートしました。このなはと併結されるために、同様に地名を名乗る事になり、急遽、客車急行名から格上げされました。

 写真はなはと併結されていたDC80系時代の日向です。この頃の編成は、1〜6号車が大阪〜宮崎間の日向で、7〜13号車が大阪〜西鹿児島間のなはでした。TAKEMASU様、こーちゃん様撮影の写真を掲載しています。

TA-hyuga.jpg (37315 バイト)特急<日向>80系キハ82 大阪駅にて 1968年頃 TAKEMASU様様撮影

3-05hyuga.jpg (15651 バイト)特急<日向>80系 大阪駅にて 1968年10月頃こーちゃん様撮影

 その後、日豊本線宮崎電化完成後の1974年4月25日に電車化されましたが、1975年3月10日の新幹線博多開業により、他の在来線特急と共に廃止されました。

 写真は大阪駅で撮影した日向、1974年10月に撮影、車両は485系です。EC特急として走る日向は、1年足らずしか見る事ができませんでした。又特急名に行先の旧漢字名を使った特急も当時、異色の存在でした。

FH000062.jpg (55092 バイト)特急<日向>485系 大阪駅にて 1974年10月撮影

 日向は、その後、過去の特急となっていましたが、2000年3月にJR九州内の短距離特急(宮崎空港〜延岡間)として復活し現在も活躍しています。但し、こちらは平仮名でひゅうがです。

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