国鉄特急


<本州>

なすの〔NASUNO〕 EC特急 新特急 lses.gif (1164 バイト)   2010年3月22日新設  2012年8月26日更新(写真追加 2012年9月2日更新(写真追加

 上野と栃木県、黒磯、宇都宮間を走っていた特急。1985年3月14日の東北新幹線の上野開業時に、上野〜黒磯間に運転されていた急行なすのに、新幹線リレー号の廃止で、余剰となった185系が使用される事になり、これによりなすのは、特急に格上げされる事になり、特急なすのが誕生しました。又、定期券で乗車できる等、それまでの特急と異なる気軽さをアピールするため新特急を名乗りました。

 なすのの急行以前の経歴としては、1959年9月22日に、上野〜黒磯間の157系電車による準急なすのとして登場、同年9月に日光線電化により登場した157系デラックス準急日光中禅寺の間合い運転を利用して新設されました。157系は特急にも使用され、座席指定であった事から、車両、サービス的には、特急相当の列車でしたが、1963年3月からは165系が使用され、1966年3月5日から急行に格上げされましたが、列車としては、一般的な急行になってしまいました。

下の写真は、上野駅に停車する157系準急時代なすのです。車両は157系クモハ157-5、列車は、下り準急なすの505Tレです。1960年5月に、Takazawa様が撮影された大変、貴重な写真を掲載しています。

nasuno1.jpg (45084 バイト) 準急<なすの>157系 1960年5月 上野駅にて Takazawa様撮影

下の写真は、同じく上野駅に停車する157系準急時代なすのです。隣のホームには80系クハ86の姿が見えます。1960年5月に、Takazawa様が撮影された大変、貴重な写真を掲載しています。

nasuno2.jpg (50082 バイト) 準急<なすの>157系とクハ86 1960年5月 上野駅にて Takazawa様撮影

下の写真は、東北本線を快走する165系急行時代なすのです。列車は2516M、1976年頃に、Toyoshima様が撮影された大変、貴重な写真を掲載しています。

165nasuno.jpg (67579 バイト) 急行<なすの>165系 1976年頃 Toyoshima様撮影

下の写真は、185系新特急なすのなすのイラストマークです。車両は185系200番台、列車は下り新特急なすの2513Mレです。1985年頃に、Takazawa様が上野駅で撮影された写真を掲載しています。

185nasuno1.jpg (66775 バイト) 特急<なすの>185系 1985年頃 上野駅にて Takazawa様撮影

185nasuno2.jpg (46199 バイト) 特急<なすの>イラストマーク 1985年頃 Takazawa様撮影

 車両は、1981〜1982年に製造された直流特急電車185系200番台が使用されました。イラストマークは、列車名の由来になっている栃木県北部にある那須野が原のイメージをデザインしたものでした。

 下の写真は、東北本線を快走する新特急なすのです。1987年6月に、CASA様が撮影された写真を掲載しています。車両は185系200番台です。

04.jpg (73606 バイト) 特急<なすの>185系 1987年6月 CASA様撮影

 その後、1990年3月改正では、昼間の列車が、快速に格下げされ、通勤対応の1往復が、新宿〜黒磯間に残るのみとなりました。そして、1995年12月1日には、東北新幹線の東京、上野〜那須塩原間の愛称に抜擢され、新宿〜黒磯の新特急なすのは、新特急ホームタウンとちぎ新特急おはようとちぎに改名されました。現在は東北新幹線、東京、上野〜那須塩原、郡山間の、なすのMAXなすのとして活躍しています。

※掲載されている画像の転用・転載はお断り致します。また著作権等の知的所有権は全て撮影者の方に帰属致します。


ホームページへ  愛称別メニューへ