私鉄ローカル線紹介

 近鉄北勢線  更新 2001.9.30  PAGE 1

近鉄は大阪〜名古屋間の幹線を中心に多くの路線を保有していますが、三重県内に内部、八王子線と共に、ナローゲージ(762mm)の路線、北勢線を保有しています。北勢線は桑名市の西桑名と北勢町の中心、阿下喜(あげき)を結ぶ20.4kmの路線です。このページでは、この北勢線を1981年5月のゴールデンウイークに訪れた時の様子を紹介します。

北勢線の起点、西桑名駅は近鉄名古屋線の桑名駅から国鉄(JR)関西本線を挟んで少し離れたところにホームがあり、近鉄の特急が疾走する本線とは対照的な雰囲気があり、ここから小さな電車が発着しています。

00905081.jpg (47289 バイト)桑名駅にて 19815月撮影

桑名駅は近鉄養老線の起点にもなっており、上の写真は養老線の車両、5304やELの61の姿も見えます。

北勢の路線は西桑名駅を出発するとすぐにカーブして関西本線と近鉄名古屋線の上を立体交差し、桑名市郊外へ向かいます。途中の北大社に車両の検車区があります。訪れた1981年には既に軽便線の車両と思えない近代的な電車が走っていました。

00905082.jpg (27754 バイト)北勢線を走るモ270形273、1981年5月撮影

北勢線ではいち早く、近代化が1977年10月に実施され、近鉄がナロー路線を編入してから、最初の新車を投入され、写真はこの時に新造されたモ272形273です。Mc車のモ270形271〜276の6両、Tc車のク170形171〜172の2両が新造されました。近代化以前は、古豪モニ220形がトレーラー車を牽引しTc車が無いため、終点で機回しを行って折り返していました。近代化の内容は、新造車の導入以外に、T車のTc化、編成の固定化と貫通化、自動扉化、車内放送装置の取付け等が行われました。

00905083.jpg (32584 バイト)モ270形273+ク170形171、1981年5月撮影

写真はモ272形271、1977年に近畿車両で製造されました。前面は切妻で両開き扉、塗装は他の近鉄と同じマルーンでしたが、近年、派手な2色塗装になっています。現役ですが現在も冷房化はされていません。

北大社の検車区は西桑名にあった車庫を駅前再開発に伴い1977年に駅隣に移設したもので、施設は新しく、軽便らしさはありませんでした。

00819056.jpg (44517 バイト)北大社にて 1981年5月撮影

写真は北大社の検車区で撮影した凸型電気機関車、この車両の詳細は不明、車両入れ替え用で機械扱いと思われます。

次ページでは、連接車のク202や生き残っていたモ220形を紹介します。

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